2022年10月、日本とカナダ両国の外務大臣は「自由で開かれたインド太平洋に資する日加協力のアクションプラン」を発表した。その際、双方が着手することで合意したイニシアティブのひとつが、ASEAN諸国との連携を含む「女性、平和、安全保障(Women, Peace and Security: WPS)」 に関する協力である。本年4月に行われたG7外相会合、および5月の広島で開催された首脳声明にも、WPSアジェンダの推進が明記された。G7の中でも、カナダは、WPS大使を任命し、WPSアジェンダの推進を外交政策として積極的に進めている国の一つである。
カナダはフェミニスト外交政策を打ち出し、開発援助や人道支援分野の政策・予算立案上の制度設計にジェンダー分析(Gender-Based Analysis Plus) が必須となっているなど、先進的な取り組みを行っている。他方日本は、第三次国家行動計画が4月に発表され、海外協力の分野にとどまらず国内の関連課題への配慮が盛り込まれ、国際・国内課題に対し包括的に取り組む姿勢が打ち出されるなど取り組みを重ねている。また、昨年12月にWPS議員連盟が立ち上がり、国会におけるWPSアジェンダの政策的議論活性化に向けた活動が開始した。特に、9月の内閣改造で、WPS議連前会長の上川陽子議員が20年ぶりに女性の外務大臣に就任し、WPSアジェンダが日本国内で一層推進されるとの期待が高まっている。
本イベントではG7外相会合に参加のため来日中のメラニー・ジョリー・カナダ外務大臣及び日加両国の専門家と共に、WPSアジェンダの効果的な実施について、カナダや世界の事例や課題から学ぶ。さらにはインド太平洋地域におけるWPS の推進や外交におけるジェンダー主流化に関し、同志国であるカナダと日本がどのように協力出来るかについて議論する。
ご参加希望の方は、11月6日(月)15時までに、本ページの「お申込み」ボタンよりお申し込みください。定員制となっておりますので、満員となりましたらお申込みを締め切らせていただきます。予めご了承ください。
定員:80名
なお、お申込みの際、以下の点についても必ずご確認いただきますようお願い申し上げます。
・お申込みの際、メールアドレスが正しく入力されているかをご確認ください。お申込み後、仮登録確認メールが届きますので、メールにある登録完了用URLを24時間以内にクリックし登録を完了してください。
・最後まで登録されておらず、イベント当日にお申込みの問合せが大変多くなっております。お手数をおかけして申し訳ありませんが、ご登録手続きを最後まで進めていただきますようお願い申し上げます。
・仮登録確認メールが届かない場合は、spfpr@spf.or.jp からのメールが迷惑メールに設定されている場合がございます。あらかじめ迷惑メールの設定を解除いただくか、迷惑メールボックスをご確認いただきますようお願いいたします。また、ご入力いただいたメールアドレスが間違っている場合もございますので、再度お申込み手続きを行っていただきますようお願いいたします。
・お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。