安全保障研究グループ セミナー
SPF China Observer

彭帅事件から伺う中国の政治・社会動向

主催:笹川平和財団
 笹川平和財団では、サテライトサイト「SPF China Observer」を通じて、日本の中国専門家が、中国の政治、経済、社会、外交、安全保障についての分析を発信するプロジェクトを行っています。また、本プロジェクトの執筆者を中心に、公開フォーラムを定期的に開催しています。

 第5回となる今回は、現在、世界中から注目されている「彭帅(ホウ・スイ)事件」をめぐる問題を取り上げ、政治、人権問題、社会運動の観点から議論いたします。スピーカーには、近日、上記テーマで論考を掲載予定の阿古智子東京大学教授を、ディスカッサントには、「SPF China Observer」監修者でもある高原明生東京大学教授をお招きし、モデレータは小原凡司上席研究員が務めます。

 多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

【参考情報】
「SPF China Observer」はこちら
事務局
笹川平和財団 安全保障研究グループ
E-mail: anpo-event@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5209

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
E-mail: spfpr@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5389

プログラム

17:00-17:05 開会
17:05-17:45 講演/
パネルディスカッション

阿古 智子 氏(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
高原 明生 氏(東京大学公共政策大学院 法学政治学研究科 教授)
小原 凡司 (公益財団法人笹川平和財団 上席研究員)
17:45-18:00 質疑応答
18:00 閉会

講演者

阿古 智子 Tomoko Ako
スピーカー

阿古 智子 Tomoko Ako

東京大学大学院総合文化研究科 教授

プロフィール

大阪外国語大学、名古屋大学大学院を経て、香港大学教育学系Ph.D(博士)取得。在中国日本大使館専門調査員、早稲田大学准教授などを経て、2013年より東京大学大学院総合文化研究科准教授、2020年4月から現職。現代中国の政治・社会変動、農村の社会関係資本、農村から都市へ向かう出稼ぎ労働者、土地・戸籍制度、知識人や市民社会の動向などを研究している。主な著書に『貧者を喰らう国―中国格差社会からの警告』(新潮選書、2014年)、『超大国・中国のゆくえ5 勃興する「民」』(東京大学出版会、2016年)、『香港あなたはどこへ向かうのか』(出版舎ジグ、2020年)など。

高原 明生 Akio Takahara
ディスカッサント

高原 明生 Akio Takahara

東京大学公共政策大学院教授(法学政治学研究科教授兼務)

プロフィール

1981年東京大学法学部卒、88年英国サセックス大学にて博士号取得。立教大学教授等を経て2005年より東京大学大学院法学政治学研究科教授、2016年より同大公共政策大学院教授を兼任(2018-20年公共政策大学院院長)。在中国日本大使館専門調査員、英国開発問題研究所理事、ハーバード大学訪問学者、アジア政経学会理事長、新日中友好21世紀委員会委員(日本側秘書長)、北京大学訪問学者、メルカトール中国研究所上級訪問学者などを歴任。日本国際問題研究所上席客員研究員、日本国際フォーラム上席研究員、JICA緒方貞子平和開発研究所所長を兼任。近著に『シリーズ中国近現代史⑤ 開発主義の時代へ1972-2014』(共著、岩波新書)、『東大塾 社会人のための現代中国講義』(共編、東京大学出版会)、『中国の外交戦略と世界秩序――理念・政策・現地の視線』(共編、昭和堂)。

小原 凡司 Bonji Ohara
モデレータ

小原 凡司 Bonji Ohara

公益財団法人笹川平和財団 上席研究員

プロフィール

1985年 防衛大学校卒業、1998年 筑波大学大学院(地域研究修士)修了(修士)。1985年に海上自衛隊入隊後、回転翼操縦士として勤務。2003年~2006年 駐中国防衛駐在官。2006年防衛省海上幕僚監部情報班長、2009年 第21航空隊司令、2011年IHS Jane’s アナリスト兼ビジネス・デベロップメント・マネージャーを経て、2013年に東京財団、2017年6月から現職。単書に『中国の軍事戦略』(東洋経済新報社)『軍事大国・中国の正体』(徳間書店)『何が戦争を止めるのか』(ディスカバートゥエンティワン)『曲り角に立つ中国』共著(NTT出版)、共著に『米中新冷戦の幕開け』(東洋経済新報社)、『よくわかる中国現代政治』(ミネルヴァ書房)等。

開催一覧

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