【笹川平和財団 中東・イスラム事業グループ主催 講演会のご案内】
「日本におけるイスラム理解の促進」講演会シリーズ
第2回:イスラムとジェンダー-男女の優劣と役割-
(2019.9.10開催)
近年イスラムが世界的に注目を浴びる中、日本でも多くの一般市民の方々がイスラム圏の人々に接する機会が増えています。しかし、イスラムというものが必ずしも正しく理解されているとは言えず、テロや難民といったニュースから得られるイメージで語られている場合が多くあります。近年の外国人観光客及び労働者の増加や、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う外国人のさらなる増加を鑑みても、日本で馴染みの薄いイスラムについて正しい理解を促進することは、文化的摩擦の増加を未然に防ぐためにも重要であると言えます。
こうした状況を背景に、笹川平和財団では、日本人とムスリムを含む外国人が共生できる社会を築くために、実社会で役立つようなイスラム理解を促進するための講座を、シリーズ全4回で開講いたします。第2回の講義となる今回は、現代イスラム研究、アジア比較文化史、ジェンダー研究がご専門の東京大学の後藤絵美准教授に、「イスラムとジェンダー-男女の優劣と役割-」をテーマにお話しいただきます。
- 「日本におけるイスラム理解の促進」講演会シリーズ
第2回:イスラムとジェンダー-男女の優劣と役割- - 講演者:後藤 絵美 氏
- 愛知県名古屋市生まれ。
東京外国語大学南西アジア課程ペルシア語学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。博士(学術)。専門は、現代イスラム研究、アジア比較文化史、ジェンダー研究。1997年から4か月間テヘラン大学付属ロガトナーメデホダーにてペルシア語研修を受ける。2003年から2年間、カイロ・アメリカ大学女性ジェンダー研究所研究員としてエジプトのカイロに滞在(平和中島財団奨学金による)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学東洋文化研究所助教などを経て、現在、東京大学日本・アジアに関する教育研究ネットワーク特任准教授。
主著『神のためにまとうヴェール―現代エジプトの女性とイスラーム』(中央公論新社 2014)、『イスラームってなに? イスラームのおしえ』(かもがわ出版 2017)、『不妊治療の時代の中東』(アジア経済研究所 2018 共著)、『クルアーン入門』(作品社 2018 共著)など。現代におけるイスラーム理解のあり方に関心を寄せる。宗教知識人に加え、一般のムスリムによる解釈や、ムスリム以外による翻訳や解説の中で、イスラームの聖典(クルアーンや使徒の言行禄であるハディース)の内容が、どのように表現されてきたのかを、装いやジェンダーに関して明らかにしようと試みてきた。最近の論文に「邦訳クルアーンとジェンダー――無意識の伝統主義」(『ジェンダー研究』2019)がある。 - 日時
- 2019年9月10日(火)17:00~18:30 (16:30受付開始)
- 会場
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笹川平和財団ビル11階 国際会議場
(銀座線虎ノ門駅より徒歩1分、あるいは霞ヶ関駅より徒歩5分)
〒105-8524 東京都港区虎ノ門1-15-16(地図) - 主催
- 笹川平和財団 中東・イスラム事業グループ
- プログラム
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「日本におけるイスラム理解の促進」講演会シリーズ 第2回:イスラムとジェンダー-男女の優劣と役割-
17:00~18:00
講演 18:00~18:30
質疑応答 - 使用言語
- 日本語
- お申込について
- 参加ご希望の方は、9月9日(月)17:00までに本ページよりお申し込みください。
「日本におけるイスラム理解の促進」講演会シリーズ
- 事務局
- 笹川平和財団 中東・イスラム事業グループ
担当 田中、大下
Tel:03-5157-5181 Mail:middleeast-islam@spf.or.jp